両立支援環境形成プログラムについて

リーダーシッププログラムを効率的に遂行するために、(1)研究・教育、育児介護支援要員の「支援者バンク」の運営、(2)教育研究環境を調整する「キャリア支援担当員」の配置、(3)学内保育施設と学内・地域ネットワークを活用した「子育て支援の拡充」、(4)「ユビキタス研究環境の整備」を実施します。

REPORT

(1)支援者バンク

リーダーシッププログラムの修了生及び本学の地域連携センター、地域NPO、自治体、地元企業、広島大学校友会の連携によって、研究支援、育児介護支援要員の人材登録「支援者バンク」を開設し、人材を確保します。
実施期間終了後も自立的に継続運用するために、科学技術振興調整経費により、支援者利用のニーズ調査(1年目)とコスト、制度上の問題点や支援体制の評価・分析を行い(2年目)、本格運用のための準備を行います。

効果

支援者バンクの運用によって、これまで個々に行われてきた人材確保がニーズに応じ容易となり、支援を利用しやすい環境が生まれます。

(2)キャリア支援担当員の配置

キャリア支援担当員は、女性研究者が出産・育児・介護等と教育・研究活動を両立することを促進し、キャリアの継続を可能とするための情報提供・調整を行います。主な活動は以下の3点があげられます。

  1. 勤務形態や勤務時間、職務内容に関する所属部署との調整
  2. 産休・育休・介護等で休業する際の代替要員の雇用や在宅就労を可能とする職務形態の調整、復帰に必要な措置等についての情報提供やアドバイス
  3. 支援者バンクやユビキタス研究環境、学内保育施設等両立支援に関するシステムの活用

効果

従来、研究者本人が全て行ってきた職務の調整等の作業を専門の第3者であるキャリア支援担当員が行うことにより、職場への影響を最小限に抑え、かつ効率よく支援が得られます。その上、雇用環境を見直し、ワークシェアの観点から本学における柔軟な就労形態の定着を促す効果が見込まれます。

(3)子育て支援の拡充

  1. 仕事をしながら安心して子どもを育てることができる環境を確保するために、学内保育施設を利用し、時間外・休日保育、二次保育、学童保育等、常時保育以外の部分を充実強化します。
  2. 地域ボランティアや教員志望の学生のネットワークと連携し、小学生までの子どもを対象とした保育を支援します。常時保育以外に対して支援監督員を派遣します。
  3. 本学での集中講義や講演、研究交流で来学する女性研究者に対して保育支援を確保します。

効果

子育て期にある女性研究者の研究能力を発揮させ、キャリアの継続を促進する効果が見込まれます。また、集中講義などにおける女性講師の割合を増やすことができます。

(4)ユビキタス研究環境の整備

裁量労働制の導入等によって可能となった柔軟な勤務形態を、さらに現実的なものとするために、ユビキタス研究環境への支援を行う。在宅勤務を可能とする家庭内無線LAN関連機器、ソフトウェアを貸与し、双方向遠隔講義や研究指導を可能とするウェブシステムなどを利用できる環境を拡充する。

効果

多様で柔軟な勤務形態の制度化への契機とすることができる。