広大の男女共同参画の取り組みについて

広島大学は、地方国立総合大学の中では学部や大学院に占める女子学生の割合が極めて高い水準であるにも関らず、女性教員比率は国立大学法人平均を下回っています。
この状況を改善する男女共同参画の取り組みとして、広島大学女性研究者支援プログラム研究センターを立ち上げました。
「人材育成リーダーシッププログラム」「両立支援環境形成プログラム」「意識改革プログラム」の3つのプログラムを展開し、女性研究者の潜在的な能力を引き出し、研究者としての自立を促します。

広島大学の現状

広島市及び東広島市に二つのキャンパスを持つ広島大学は、11の学部と12の大学院からなる地方国立総合大学で、都市型大学とは異なり、大学構成員の職住が近接し、地域社会と密接な関わりを持っています。
本学では、中期計画に、「女性教員等の採用を促進するため、弾力的な勤務形態の導入や、保育施設の整備など勤務環境の条件を改善・整備する。」を掲げ、これまでに、(1)広島大学男女共同参画宣言、(2)男女共同参画推進委員会の設置、(3)男女共同参画推進室の設置、(4)教員公募文書にポジティブアクションを明示、(5)女性教員の採用割合の目標値の決定、(6)学内保育所の整備と拡充、(7)専任教員を置くハラスメント相談室の開設、(8)女性研究者フェローシップ等により、女性研究者支援を推進しています。
女子学生比率は、学部39.4% 、大学院32.8%といずれも国立大学平均を上回り、大学院においてはなお増加傾向にあります。
女性研究者の比率は、第3期科学技術基本計画における目標比率25%には程遠いので、その達成のために、強いリーダーシップのもとで積極的かつ実効性のある女性研究者支援策と意識改革の推進を進めています。

達成目標(ミッションステートメント)

  1. 「女性研究者支援プロジェクト(CAPWR)研究センター」を、本学における男女共同参画推進の実践的組織「男女共同参画推進室」として継続・発展させる。
  2. 「リーダーシッププログラム」を実施期間後も継続発展させ、女性研究者の人材育成を強化する。特に休業中の代替教員の新自給策として「プロフェッサーシフト・プログラム」を人事制度に活用し、学内に女性教員の増員を図る。
  3. 「キャリア支援担当員」を柔軟で多様な勤務形態を可能とする新しい雇用システムを提案する役割として学内の制度に組み込む。
  4. 両立支援の人材を担う「支援者バンク」は自立的に持続可能な運営を図り、制度として確立する。終了後には、支援対象を男女問わず学生・教職員に拡大し、支援内容も充実させる。
  5. 研究者を目指す女性を増やすために、女子学生・若手女性研究者のインターンシップ制度やキャリアパス支援を充実させ、次世代育成のための取組を確立する。