人材育成リーダーシッププログラム:レポート

清心女子高等学校で出前講義を実施しました

2008年10月27日(月)、倉敷市の清心女子高等学校で、生命科学コース2年生を対象に理学研究科の秋田素子助教が出前講義「分子性磁性体 ~分子を設計して磁石をつくる~」を行いました。19名の女子高生は4班に分かれて講義を受けた後、実習を行いました。
講義では「分子を設計して磁石をつくる」という観点から、まず「磁力の源は何か?」「分子を設計するとはどういうことか」を話しました。

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秋田先生が化学に興味を持つきっかけとなった話も交えて、大学の研究室で合成された赤や青など様々な色をした分子性磁性体を紹介し、先生が現在行なっている研究内容と実験・測定方法を例に「物性化学の一般的研究法」について説明しました。

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その後、合成された有機ラジカルの分離実験の実習を行いました。
女子高生は白衣に着替え眼鏡をかけて実験の準備をし、女子学部生と女子院生が支援員として指導しました。秋田先生が女子高生に実習で使用する「キャピラリー」について、支援員が作ったことを紹介すると、あらためて興味深く眺めていました。
実習では薄層クロマトグラフィー(Thin-Layer Chromatography:TLC)を用いて、講義で説明した合成反応で生成する有機ラジカル化合物の分離を行いました。

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講義や実験を通して、女子高生からは「有機分子も磁石になると聞いて驚いた」「一つ電子が変わるだけで、全く違う物質になることを学んで、すごく不思議に感じた」などの感想がありました。また、「女性研究者が最先端の研究を行っていることを実感し、進路を具体的に考えるのに役立った」という感想もあり、専門的な化学の世界を実感する機会を提供でき、化学の楽しさを伝えることが出来ました。