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体験科学講座~女子高生特別コース~「研究者の世界をのぞいてみましょう! ―女性研究者とサイエンスを学ぶ―」を開催しました

2008年8月12日(火)、広島大学理学研究科にて、体験科学講座~女子高生特別コース~「研究者の世界をのぞいてみましょう! ―女性研究者とサイエンスを学ぶ―」を開催しました。
事前にこの体験講座に応募した18名の女子高生が大学での講義や実験実習を体験しました。
男女共同参画推進室長の相田美砂子先生の挨拶に続いて、「私と研究」と題し、総合科学研究科教授・斎藤祐見子先生が講義をしました。科学することを職業とする、その生活がどのくらい充実したものか、そしてどれだけ強い意志が必要か、ご自身の研究や経歴を紹介しながら話しました。

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講義のあと女子高生は白衣に着替えて、全員が実験室に移動し、コアコースに参加しました。
 コアコースでは「PCR法によるアルデヒド脱水素酵素2の遺伝子型の判定」の実験について、理学研究科教授・泉俊輔先生、助教・中坪敬子先生が実習講義をしました。中坪敬子先生が3本の髪の毛からDNA抽出をし、PCRにかけ、PCR産物の電気泳動を行い、染色後、ゲル写真を撮影して、アルコール代謝酵素遺伝子の違いを比較する実習の解説を行いました。
アルデヒド脱水素酵素2(Aldehyde dehydrogenase 2, ALDH2, EC 1.2.1.10)

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機器については説明だけではなく斎藤祐見子先生、理学研究科助教・濱生こずえ先生、支援員の女子院生・学部生が使い方を一人一人に直接丁寧に指導して、女子高生も一生懸命操作を学びました。

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コアコースの実験でゲルの泳動、染色が行われている時間に18名は6名ずつに分かれてAからCの3つのサブコースが行われる実験室に移動して次の実習を体験しました。
 Aコースでは理学研究科教授・相田美砂子先生がコンピュータで化学する実習を説明しました。支援員の院生が直接操作を指導して、女子高生はコンピュータ上で分子模型の組み立てを体験しました。

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 Bコースでは濱生こずえ先生と中坪敬子先生の実習を体験しました。濱生こずえ先生は細胞の形作りを制御する細胞骨格をレーザー顕微鏡で観察する実習を指導して、女子高生は共焦点レーザー走査顕微鏡を用いてHeLa細胞(ヒト子宮頸癌由来の培養細胞)のマイクロフィラメントと微小管を熱心に観察しました。細胞内での蛋白質の局在観察の方法や、固定細胞と生細胞での蛋白質の局在の観察方法の違いなどについて濱生こずえ先生は説明しました。

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中坪敬子先生はメダカの器官形成過程を実体顕微鏡で観察する実習を指導しました。メダカの特徴である器官形成過程を実体顕微鏡で観察し、教科書にのっているウニやカエルの発生と比較しました。

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 Cコースでは理学研究科准教授・寺田健太郎先生が「月のうさぎは何歳?」と題して講義形式で実習を指導しました。「月」のもつユニークな特徴について紹介した後、アポロ計画やルナ計画で採取された月の岩石の特徴について解説があり、これらの特徴から提唱されている「月の起源(ジャイアントインパクト説)」とその後45億年に渡る「月の歴史」について概観しました。最後に、「月隕石の局所年代分析」について解説した後に実験室に移動し、実際に年代分析装置SHRIMPを案内し、年代分析の原理について紹介して、女子高生は興味深く装置を見学しました。

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 サブコース終了後、全員がコアコースの実験室に集合して、トランスイルミネーターで撮影されたゲルの写真を受け取りお互いの遺伝子型を確認しました。最後に泉俊輔先生の指導によりアルコールパッチテストの実習をして体験講座は終了しました。

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最初は緊張していた女子高生のみなさんも、先生の講義を聞き、支援員の院生の指導を受けて実習を体験するうちに、研究のおもしろさ・楽しさを実感していました。